英雲荘で「文化財×ART」



染色や陶芸など、たくさんの作品がコラボした空間も楽しめる

 「出会いが音色を奏で響きあう時、心に『音連れ』がやってくる」―。
 お茶屋町の英雲荘で22日から、絵画や染色、陶芸などの作品を展示する「文化財×ART『音連れ』」が行われている。市内在住の作家8人の感性と歴史ある佇まいが合わさり、来館者の目を楽しませている。10月14日(日)まで。
 昨年、同館で「防府展」と題して行った作品展に続いて、2回目の実施。今回は、芸術を通して人や時間と共鳴できるよろこびを知ってもらおうと「音連れ」と銘打った。
 絵画に取り組む小野紗耶加さん(29)は、長い時間を生きている樹木などを題材に、命の価値観について考えた作品を出展した。今回の展示について「8人の作家の個性的な部分を楽しんでほしい」と話していた。
 フラワーデザイナーの森本幸代さん(43)は、他の作家が手掛けた陶器に花を生けたり、スギやヒノキなど木の皮や破片を組み合わせた作品を用意した。「英雲荘の歴史を感じつつ、現代の作家の感性が空間に溶け込んでいるのを見ていただけたら」と笑顔を見せていた。
 開館時間は9時半〜16時半、月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。入館料は大人300円、小中学生150円となっている。
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 そのほかの出展者は次の通り(敬称略)。
 櫛部華代(染色)▽永田美和子(陶芸)▽松下宏明(陶芸)▽松村憲治(金属アート)▽吉田朱里(造形デザイン)
【神楽や文化・芸術祭も】
 同館では30日(日)14時〜15時に創作風鎮神楽「毛利重就公と塩田」が上演される。英雲荘に縁のある毛利重就とその家臣たちが、三田尻塩田を大製塩場へと築き上げた物語を描く。
 また10月7日(日)は、開館時間を19時半まで延長し「文化・芸術祭」を開催する。
 この日は13時〜15時に、幕末に長州藩が英国のキング提督をもてなした「日英饗応料理」を題材に山口大の五島淑子教授が講演をする。15時半〜17時半は紅茶専門店ロゼブルー(栄町1丁目)による紅茶の接待(400円)があり、淹れ方講座も用意されている。18時〜19時半には県出身者のグループ「パトリサクソフォンカルテット」のコンサートがあり、演奏とともに森本さんが花を生けるミニデモンストレーションも行われる。
いずれの催しも、入館料が必要となっている。
 問合せは市教育委員会文化財課(電話25―2237)まで。
2018年09月26日(水) No.4192 (未分類)

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