県立農大カリキュラム検討委発足



農大の教育課程を検討する委員会の第1回会議

 県立農業大学校(牟礼、沖敏雄校長)と農業試験場(山口市)などを統合して「農林業の知と技の拠点」を形成するに当たり、先進技術の習得など農大の教育内容の改編・充実を図るため、県は有識者らでつくるカリキュラム検討委員会を11日、発足させた。来年1月をめどに、教育課程見直しの方向性をまとめる。
 新施設ではICT(情報通信技術)などを活用した最先端の栽培技術の習得、地域の実態に即した作物栽培の実習、六次産業化に向けた取り組みの推進などが新たに検討されている。そのため、統合・移転を見越して現行の農大の教育課程を全般的に見直すことにした。
 委員は県内外の農業経営者、農林・畜産団体の代表、国や民間の研究機関など学識経験者の計9人で構成し、任期は来年3月末まで。会長は、県の「農林業の知と技の拠点」形成の外部検討委員会の会長も務める山口大教授の小林淳農学部長が就いた。
 8人の委員が出席したこの日の会議では、県の担い手支援策や同拠点形成の狙い、農大の教育の現状などを県幹部が説明。委員たちは農大の校内を見学し、学生や研修生と対面した。続く意見交換では、今後の就農者に求められる姿として、課題解決やコミュニケーション能力の向上、さまざまな変化への対応力と先端技術の習得などが欠かせないといった声が上がった。「国内人口が減少する中で、販売先をどう開拓するかを今から考えなければならないのでは」という意見もあった。
 次回は11月に開催。委員から出た意見を集約し、考えられる新たなカリキュラムの提案などがなされる予定だ。
2018年09月12日(水) No.4182 (未分類)

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