セルビアのニコラ・テスラ博物館館長が来防



池田市長(左)にテスラへの誕生日メッセージ集を見せるヨヴァノヴィッチ館長

 来年1月に市青少年科学館ソラール(寿町)で開催される特別展「ニコラ・テスラ展」を前に、東欧・セルビアにあるニコラ・テスラ博物館のブラニミール・ヨヴァノヴィッチ館長(63)が、事前視察のため来防。6日に市役所に池田豊市長を表敬訪問し、特別展の成功と日本・セルビア両国の友好関係を確認した。
 ニコラ・テスラ(1856〜1943年)は、二相交流モーターを発明して交流送電を考え出した。同年代を生きた米国人のエジソン(1847〜1931年)が作り出した電気は直流送電のため、遠くへ届けることができなかったことを解消。水力発電装置、真空管、蛍光灯など36もの特許を取得している。市は2020年の東京五輪・パラリンピックで同国のホストタウンとなっており、文化交流の一環として、わが国で初のニコラ・テスラ展を開催することとなった。
 この日、ヨヴァノヴィッチ館長のほか、市出身で日本セルビア協会の長井忠会長、平下修副会長が市長室を訪れた。ヨヴァノヴィッチ館長は「展覧会が成功するよう、2日間かけてしっかり準備を進める。子どもたちはもちろん、両国の友好関係強化にきっかけにしたい」と、開催の趣旨を説明。テスラの75歳の誕生日に当たり、アインシュタインら世界の著名な科学者たちが寄せたお祝いのメッセージのコピーをまとめた冊子を手渡した。
 池田市長は「1年後に防府ではエジソンよりも有名になっているよう周知したい。友好関係の一翼を防府市が担えれば」と答え、市オリジナルのセルビアポロシャツを贈った。
 その後、取材に応じたヨヴァノヴィッチ館長は「1952年の開館以来、初めて日本で開催する展覧会で、大変重要だと位置付けている。大人にも関心を持ってもらえるよう、日常生活に欠かせないテスラの重要な発明にスポットを当てた展示内容にしたい」と意気込みを語った。ヨヴァノヴィッチ館長は5日に防府入りし、6〜7日にソラールを視察して展示に向けた具体的な打ち合わせを実施。8日朝に防府をたった。
 同展は来年1月26日(土)〜3月3日(日)に開かれる予定となっており、「エジソンのライバルと言われたセルビアの天才発明家」というサブタイトルが付けられている。国内で唯一、東京のセルビア大使館にあるテスラ像を展示する計画もあるという。
2018年07月09日(月) No.4132 (未分類)

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