防府天満宮で夏恒例の神事



巫女3人が苗を手植えした御田植祭

 防府天満宮(鈴木宏明宮司)で6月30日、恒例の「御田植祭」と「夏越神事」が執り行われた。巫女が斎田に早苗を植えて豊作を願い、参拝者が輪くぐりを行って健康を祈った。儀式で使った苗や葉を、参拝者が持ち帰ると御利益があるとされる全国的にも珍しい神事。激しい雨天だったが、神事中は雨が降らずたくさんの参拝者でにぎわった。
 御田植祭は、春風楼前に土を盛って作った仮設の小さな水田であった。巫女3人が早乙女に扮して並び、JA防府とくぢから奉納された苗を手植えしていった。田の四方にはナスやキュウリで作った牛馬も供えられ、儀式の後は縁起物として苗とともに参拝者たちがこぞって持ち帰った。
 回廊内で行われた夏越神事は、「輪くぐり」とも呼ばれる。青々としたフジカズラで作った輪をくぐることで、邪気をはらい、これからの暑い夏を健康に過ごそうと願うもの。鈴木宮司ら神職や巫女に続いて、行列を作っていた参拝者らが続々とくぐった。最後は参拝者らが輪に使ったフジカズラの葉をむしり取っていった。この葉は魔除けの力があるとされ、慶事のある家に持参する風習が伝わっているという。
2018年07月02日(月) No.4127 (未分類)

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