「山頭火と定型俳句」始まる



初日から山頭火ファンが訪れ、興味深く鑑賞した

 宮市町の山頭火ふるさと館で11日、企画展「山頭火と定型俳句〜初期の創作活動を探る〜」が始まった。市出身の自由律俳人・種田山頭火が、自由律句に行き着く前に読んだ「5・7・5」の定型俳句や詩、短歌などを展示し、普段のイメージとは違う山頭火の一面を紹介する。7月1日(日)まで。
 展示されているのは、「田螺公」の俳号で発表した定型俳句「吾妹子(わぎもこ=妻のこと)の肌なまめかし夏の蝶」掲載の五句集『夏の蝶』(大正元年)や、「巌蹴って」「物臭な蝉」など自然を比ゆ表現した句が並ぶ原稿「蝉五句」(同2年)など初公開の11点。定型俳句と自由律との間で揺れる作品が見られる句会資料『凧』(大正元年)、「山頭火」の俳号を用いることを宣言した五句集『梅』(同2年)も並ぶ。
 同館は「山頭火といえば平易な言葉と独特のリズムの自由律句だが、最初は凝った表現方法を用いた俳句なども詠んでいた。今まで知られていなかった山頭火の新たな魅力を見つけてもらえれば」と話している。 
 開館時間10時〜18時。休館日は火曜。観覧料は大人300円、小・中・高校生150円。問合せは同館(電話28―3107)まで。 (山本裕貴)
◆関連イベント
 山頭火ふるさと館の企画展「山頭火と定型俳句」の関連イベントとして、学芸員によるギャラリートークが19日、6月2日、16日、30日のいずれも土曜、各回14時から行われる。予約は不要。
 また、6月9日(土)13時半にはギャラリートーク拡大版があり、展示品以外の資料も使って初期の創作活動を探る。定員20人で、観覧料300円。応募締切は6月2日(土)まで。要申込み。
 申込み、問合せは同館(電話28―3107)まで。
2018年05月14日(月) No.4091 (未分類)

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