航空自衛隊 南・北基地で入隊式



【左】パイロットを目指す68人が入隊した
【右】南基地は763人が入隊した

 市内にある航空自衛隊の南北両基地で入隊式があり、おろしたての制服に身を包んだ隊員たちが新たな門出を迎えた。

 北基地(基地司令=山頭彰1等空佐)で9日、第73期航空学生の入隊式が開かれた。競争倍率約31倍の難関を乗り越えた全国の18〜21歳の68人(うち女性5人)が入隊し、パイロットの道への大きな一歩を踏み出した。
 式では、航空幕僚監部の鈴木康彦空将補による自衛官任命と航空学生任命などがあった。課程履修命課を行った山頭司令が式辞で、「有事は防衛に当たり、平時は対領空侵犯措置、災害派遣での捜索、救助などを実施している。その主力として活躍する諸先輩に続くべく、2年間の航空学生課程に全力で取り組んでもらいたい」とエールを送った。
 今年は県出身者が5人、うち2人が市出身者。市出身の藤田啓介隊員(18)は勝間小、国府中の頃まで防府に住んでおり、空を飛ぶ自衛隊の飛行機を見てパイロットを志した。「今日はとても緊張した。これから一生懸命やっていき、第一線で活躍できるパイロットになりたい」と意気込みを語った。
 航空学生はこれから2年間、座学や体力錬成などの基礎教育を受ける。卒業後は同基地などで4年間にわたって飛行訓練を受け、全国の各部隊で戦闘機パイロットなどとして活躍する。

 南基地(基地司令=山本方之1等空佐)では10日、第13期自衛官候補生763人(うち女性83人)の入隊・入校式が開かれた。候補生は約3ヶ月の訓練を乗り越えて、2等空士任官を目指す。
 司令代理として執行者を務めた同基地副司令の福原弘教1等空佐は、「さまざまな状況や任務に対して結果が出せる隊員であってほしい。そのために要望したいのは、『強固な団結力とチームワーク』『強くしなやかな折れない心』『航空自衛隊魂』であり、その第一歩が今日から始まる訓練だ」と司令式辞を代読した。式では国歌斉唱や任命伝達、候補生全員が起立しての宣誓などがあった。
 今回は県内から25人、市内から8人が入隊した。市出身の永葵隊員(18)は、中関小、野田学園中・高を卒業後に志願。「国際情勢などを見て、家族や国を守りたいと思った。国民から国防を任せてもらえるような立派な自衛官になりたい」と決意を語った。
 候補生は卒業後に自衛官となり、航空機整備などのスペシャリストとして全国の部隊に配属される。なお、同基地で6日には空曹候補生の入隊・入校式があり、341人が新生活をスタートさせている。
2018年04月12日(木) No.4071 (未分類)

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