「まちなか広場」でにぎわいを



防府市などの「広場」の活用事例と課題も話し合った

 商店街のアーケード空間などを「広場」として再生し、にぎわいを取り戻す取り組みが各地で広がりを見せ、集客に成功する事例も出てきている。空間を活用して活気ある商店街をつくる方策について若手店主らが考える「まちカフェトーク2018」(県商店街振興組合連合会主催)が6日夜、八王子1丁目のアパホテル山口防府で開かれた。
 若手商業者ら約50人が参加。富山市中心部に「まちなか広場」を作った全国まちなか広場研究会理事で広場ニストの山下裕子さんが「横につながる まちなか広場」と題して講演。「広場自体に集客力はない」としながらも、「テーブルやいすを置いたり、イベントを開催したりして、家庭や仕事場以外の公共の場・サードプレイスを作り出すことが重要」と指摘した。
 その上で「にぎわいは『滞在時間×滞在任数』で量るもの。誰でも使えるようにするとともに、使いたくなる仕掛けが必要。人が集まれば情報も集まり、出会いも生まれる。そのことが新たな横のつながりとなり、街が活気づく」と、富山市での事例を交えながら紹介した。
 続いて、防府市の天神町銀座商店街振興組合青年部の岡葉子さん、山口市の山口道場門前商店街振興組合青年部の杉山誠雄さん、山陽小野田市の小野田駅前商店街振興組合理事の恒松恵子さんの3人が、地元での取り組みや課題を話し合った。岡さんは、銀座商店街のイベント開催時と非開催時の様子を写真で示し、「非開催時にもいすやテーブルを設置すると、ごみを置いていく人がいる」と説明した。
 これに対して山下さんは「隅の方にあると、どうしてもこそこそとする人たちが増えるので、道の真ん中に置けばいい」と解決策を提示。さらに、写真から店舗前に自転車が駐輪しているのを見つけ「1台が止めると連鎖的に数が増える。たどっていくと、最初に止めたのは店の人というケースが多い。『アーケード内では自転車に乗らないで』と常に呼び掛けることも大事」とした。また、今後の顧客となる可能性がある、何気なく商店街を歩いている人たちがい居心地のいい空間を作り出すとともに、アーケードの利点を生かしてウオーキングを推奨することなどを提案した。
2018年02月09日(金) No.4024 (未分類)

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