防府テクノタウン3社目進出 農薬メーカーが主力工場建設へ



松浦市長(左)と櫛引社長が握手を交わした

 新田の日本たばこ産業(JT)防府工場跡地に整備された工業団地「防府テクノタウン」に、東証一部上場企業で、農薬の製造・販売を手がける「アグロ カネショウ」(本社=東京、櫛引博敬社長)が生産の主力を担う新工場の建設を決めた。来年1月に工事着工、同年11月に操業開始を予定。同団地への進出は3社目。
 2011年の東日本大震災で、操業停止となった主力の福島工場の機能を移転する目的。リスク分散のため西日本を中心に新工場の建設地を模索する中で、歴史的に災害が少なく、地震や津波に強く、交通アクセスにも優れた防府への進出を決めた。
 同社は同団地の分譲地10区画のうち3区画を購入した。敷地面積は福島工場の2・6倍に相当する約4万8629平方メートル。建築面積は詳細を検討中だが、生産規模は福島工場の4500トン以上を見込んでおり、同社生産の3〜4割を担う予定だ。総事業費は約42億円。
 同社は昭和26年創立で、資本金18億900万円、従業員数242人(いずれも昨年12月現在)。新工場での雇用については、地元採用を最優先するとした。
 20日、市役所で調印式があり、松浦正人市長と櫛引社長が新工場建設の協定を結んだ。櫛引社長は「西日本の生産の拠点として、さらなる事業発展を目指したい。また、物流の拠点としても大きな期待をしている」と話した。
 松浦正人市長は「農業を支えてきた大会社が市に進出してくれて大変ありがたい。力を合わせて市の発展のために尽力していきたい」とあいさつした。
 防府テクノタウンは総面積約14万平方メートル。JTの撤退後、2014年に大和ハウス工業(大阪)が一括購入し、工業団地として整備した。分譲地10区画のうち、自動車部品メーカーのワイテック(広島)が2区画、運送・倉庫業の防府通運が1区画を購入。市によると、残り4区画でも企業との交渉が進んでいるという。
2017年12月22日(金) No.3994 (未分類)

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