第46回市民俳句大会



短歌大会受賞者と関係者ら(写真提供=市民短歌会)

 第46回防府市民短歌大会が市文化財郷土資料館(桑山)で1日に開かれた。市民文化祭の一環として、市民短歌会(久保敬会長)が主催した。
 32人から55首の応募があった一般の部では、市長賞に末永敦子さんの「そら豆のやうな嬰児(ややこ)の小さき足ふふみ笑ひの寝顔にあきず」が選ばれた。
 また、407人の407首が集まった児童生徒の部では、種田涼音さん(防府商工高2年)による「『ちょっとだけ!』あなたの器へ匙のばす冷たく甘いレモン色の午後」が教育長賞となった。
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 そのほかの受賞者と上位の歌は次の通り(敬称略)
【一般の部】▽市議会議長賞=河野美津子「塩味に引き算なしと教わりし母の寿司酢は今も手計り」▽教育長賞=津田和代「つややかに一葉洩さず輝かす五月の今朝を仁王立ちで受く」▽文化協会会長賞=江川詳子「冬の朝光は部屋の奥深く厨で煮立つ味噌汁香る」▽天満宮梅花賞=重田正一「ひと住むは一軒となるふるさとに山盛り上げて椎の花咲く」▽観光協会会長賞=河野豊子「新しきツゲの櫛もて妹の生えそろう髪笑顔で梳かす」▽商工会議所会頭賞=重田二枝「保育所の夕やけ小やけ風に乗り青田を越えてわが家に届く」▽青年会議所理事長賞=南本みどり「額にかかる蜘蛛の糸が外せないさらばならむよ上臈蜘蛛」▽大会特別賞=山本靖子「大粒の汗は額に言の葉のすべてを呑みて草刈り終える」▽短歌会会長賞=尾辻のぶほ「この地球の此処に生れきし偶然を奇蹟とおもふ難民にあらねば」、守永正子「『お大事に』精算機より出でし声午後の医院のしじまに聞ゆ」▽佳作賞=藤田淳子、木原樹庵、梁瀬則子、光井加代子、吉武信子、田村孝美、橋本守、山下久子、田嶋キシコ、西村トヨ子、原田妙子、武島麗子、山本緑
【児童生徒の部】
文化協会会長賞=澁江優羽(誠英高)「故郷の人の集まる憩いの場らんかん橋に鯉放つ夏」▽天満宮梅花賞=石川侑花(防府西高)「雪の日のカーテン開ける嬉しさとよく似た君との青い通学路」▽短歌会会長賞=高須愛音(誠英高)、藤本亜未(防府商工)、竹田野乃(同)、柴翔(同)、青木未来(誠英高)、津守良実(防府商工)、西村圭織(防府高)、森脇渓登(同)、豊田あかり(防府商工)、光井夏生(同)、曽川湖未(防府高)、福田愛華(防府西)、霤勅人(防府商工)、石井瞬(同)、廣部碧(防府高)、前田有稀(誠英高)、中村怜奈(同)
2017年10月05日(木) No.3934 (未分類)

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