JICAの海外ボランティア派遣・帰国あいさつ



アルゼンチンに派遣される山本さんとガーナから帰国した大庭さん

 国際協力機構(JICA)の海外ボランティア活動に関して、市内出身の2人が19日に市役所の松浦正人市長を表敬訪問し、派遣前・帰国後のあいさつを行った。
 訪問したのは、シニア海外ボランティアとして南米・アルゼンチンで25日から約2年間、中小企業支援を行う山本康博さん(52・自力町)と、青年海外協力隊として西アフリカ・ガーナで2015年6月から約2年間、保健サービス業務に携わった大庭健太郎さん(30・真尾)。
 山本さんは、過去の経験から現地で橋渡しができないかと思い立ち、今年6月に山口銀行を退職し、JICAに応募。現地では国立工業技術院経営管理センターに所属、銀行勤務の経験を生かして、中小企業を訪問して改善指導などを行う。「現地のやり方をよく知って、その延長線上で出来ることを手伝いたい」と意気込みを語った。また、書道などの日本文化を紹介したいとも話した。
 大庭さんは市役所収納課に勤務。学生時代から国際貢献活動に興味があり、市の制度を利用して休職し、JICAに応募した。アッパーイースト州保健局で勤務し、紙媒体だった人事データを電子化する作業や、事務効率の向上に貢献した。この日は同国の民族衣装「スモック」に身を包んだ大庭さん。食事に苦労したことなどを振り返り、「防府市にも外国人はいる。市民と外国人がともに住みやすい町にしていきたい」と話した。
 表敬訪問の後、報道陣のインタビューがあった。海外ボランティアの先輩としてアドバイスはあるのかという記者の質問に対し、大庭さんが「活動する中で、文化の違いなどで落ち込むこともあるが、何とかなります」とエールを送ると、山本さんがうなずいていた。
 県によると、県内からは、シニア海外ボランティアが平成5年以降、65人が36カ国に派遣、青年海外協力隊は昭和40年の発足以来、491人が78カ国に派遣されている。
2017年09月20日(水) No.3923 (未分類)

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