周防国衙跡で考古学体験



快晴の下、発掘作業に汗を流した参加者たち

 現在、発掘が進められている国衙の周防国衙跡で7月30日、「市民発掘体験!」が開催された。応募した参加者13人が約2メートル掘り下げられた発掘現場に足を踏み入れ、掘削などに挑戦。奈良時代の器の破片などを発見したりして、古代日本に思いをはせた。
 周防国衙跡は、奈良時代の律令制に関係する地方行政施設があったとされる遺跡。1937年に国史跡に指定、この7月から第189次発掘調査が行われている。今回の発掘体験は、史跡指定80周年を記念して市文化財課が初めて企画した。
 同課によると、現場は約1300年前の溝が姿を見せた状態で、溝の変遷や時代ごとの利用方法などを調べている。この日は快晴の下、参加者らが大粒の汗を流しながら三角ホーなどの道具を手にし、遺構を見つけるために土を薄く剥いだり、遺構の中を掘る作業を体験。奈良〜室町時代の須恵器などの破片約100点を見つけた。
 最後に参加者一人ひとりに修了証書が手渡された。家族4人で参加した周南市の毛利友希子さん(11)は、「大きなものが丸々出てくるんじゃないかっていう想像とは少し違ったけど、赤い皿の破片みたいなのが出てくるのが楽しかった」と笑顔で話していた。
 同課は「発掘体験を通して、ずっと前から人が住んでいたことを体感してもらえたと思う」と話していた。なお、今回の発掘体験を含む発掘調査の現地説明会は、9月10日(日)10時に開催予定。
2017年08月01日(火) No.3886 (未分類)

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