カネボウ跡のバイオマス発電所 6月着工に向けて安全祈願祭



左・安全祈願祭でくわ入れをする山本社長(左端)ら
中・バイオマス発電所の建設予定地
右・バイオマス発電所の完成予想図

 カネボウ防府工場跡地(鐘紡町)でバイオマス発電所の建設計画を進めている、産業ガス大手のエア・ウォーター(大阪市)と中国電力(広島市)が設立した「エア・ウォーター&エネルギア・パワー山口」(防府市鐘紡町)は24日、建設予定地で安全祈願祭を執り行った。6月中旬までに着工し、2019年6月の完成を目指す。
 計画では、同工場跡の約4任良瀉呂法鉄骨5階延べ5800平方辰離拭璽咼鷏屋やボイラーなどを建設。県内で調達する間伐材や竹などから作る木質系バイオマスと石炭を混ぜて発電する。県森林組合連合会(山口市)から未利用材を調達するため、森林資源の有効活用につながる事に加え、石炭のみの発電に比べて、二酸化炭素の排出量が50%削減できるなどの利点がある。
 出力は11万2千銑匹如¬鵤核7千世帯分の電力を賄える。エア・ウォーターが防府工場内で使う電力にあてがうほか、中電の関連会社を通じて特定規模電気事業者(新電力)へ売却される見込み。総事業費は300億円台前半を見込む。
 祈願祭には、エア・ウォーター&エネルギア・パワー山口の山本健介社長(エア・ウォーター常務)、エア・ウォーターの白井清司社長、中電の苅田知英会長ら約30人が参列。神事に続いて、山本社長らがくわ入れを行い、工事中の安全を祈った。その後、防府グランドホテル(駅南町)で実施された起工式には、村岡嗣政知事ら約140人が参加した。
 山本社長は「カネボウ工場跡地の有効利用を考える中で、地元への貢献と環境への配慮を両立させる事業を描いた。県産材を活用することで、LNG(液化天然ガス)発電並みの環境負荷に抑えることができる。建設には300〜500人の作業員が携わり、運転開始後には地元採用も行うので防府の経済にも寄与することができるのでは」と話している。
2017年05月25日(木) No.3835 (未分類)

No. PASS