徳山海保の尾野村さんに感謝状



男性の救命措置で感謝状を受けた尾野村さん

 市内の入浴施設で呼吸が停止していた市内在住の男性(80)の救命措置にあたったとして、防府市消防本部は16日、周南市在住で、徳山海上保安部の尾野村研吾さん(40)に感謝状などを贈呈した。男性は一命を取り留め、救急搬送された病院に入院した後、現在は社会復帰している。
 事案は1月28日16時頃に発生した。尾野村さんはこの日、休暇を利用して妻と長男の家族3人で来店しており、「人が浮いている」という従業員の声を聞いて、すぐに現場に駆けつけた。そこで男性が浴槽にうつ伏せになっているのを発見。そばにいた利用者と2人ですぐに男性を引き上げた。
 そして、協力した利用者にAEDと毛布の用意を頼み、自身は男性の呼吸が止まっていたため心臓マッサージを実施。1分程度行うと男性は息を吹き返した。その後は意識が混濁している男性に対して、目を閉じさせないように「大丈夫ですか、がんばってください」と救急隊が到着するまで声をかけ続けた。
 尾野村さんは「落ち着いて行動できた」と当日を振り返り、「人助けの一助となり、有効な措置ができたことは自分への励みになった。訓練の積み重ねの大切さを再認識した」と話した。男性が無事退院したことについては「安心した。嬉しい」と笑顔を見せた。
 徳山海保の警備救難課長を務めており、3ヶ月に1回の救命措置訓練を行っている。しかし、自身は救急救命の専門家ではないという尾野村さん。知識があったため救命措置ができたのだと説明し、「救命は、全く知識がなければ動けないが、少しでも知識があれば誰もが行動できる勇気を持てる」と強調。多くの人に海保や消防が開催する救命講習を受講してほしいと呼びかけた。 
2017年02月17日(金) No.3761 (未分類)

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