デザインスクールキャラバン・中学生が模型の街つくる


左・完成した模型を囲み喜ぶ生徒ら 右・未来の夢の街を表現

 中学生が「自分たちが住みたい」「こんな街だったらいいな」という思いや夢を模型にして表現する「デザインスクールキャラバンin防府」が23日、天神ピアで開催された。防府駅前や三田尻を中心とした地図の上に、若い感性で20年後の姿を思い描きながら、およそ6時間で模型を完成させた。
 平成25年から行われ今年で3回目を迎えるこの取組は、夢を模型にする作業を通して友達と一緒に知恵を絞り形にして行く面白さを学んでもらおうというもの。デザインスクールキャラバンin防府実行委員会(代表:坪郷英彦山口大学人文学部教授)が主催、防府商工会議所と市教育委員会が後援。
 今年は、市内6中学校(右田、桑山、佐波、華陽、華西、国府)の生徒71人が参加。スタッフとして福岡デザインリーグの3人、山口大学の学生ほか18人や市内高校生3人なども加わった。
 生徒らは、富士通の加藤公敬さんによる「ユニバーサルデザインから始まる夢のまちづくり」をテーマにした説明を聞いたあと、「潮彩市場チーム」「御船蔵チーム」「三田尻チーム」「駅前チーム」の4班に分かれて模型作りに取り組んだ。「30歳以上の大人は口を出さない」という原則のもと、班ごとに山大生がリーダー役を務めて、メンバーそれぞれの意見を尊重しながら、紙やビニール、綿などを材料に建物や自然を配置。細部にもこだわりながら、夢の街を表現していった。
 参加した森岡美帆さん(華西中1年)は、御船蔵チームの一員として、担当地区の緑や自然の制作を行い、幹や葉をつなげる部分に苦労したと振り返る。模型の出来栄えについて、「友達が頑張ってくれたので凄くきれいに仕上がった」と話していた。
 スタッフとして参加の松永美優さん(防府西高1年)は、去年と一昨年のこのキャラバンに参加経験があり、中学生にアドバイスなどを行った。今年の制作を振り返って、「中学生たちの発想に驚かされた。防府のいいところを考え直すきっかけになった」と話していた。
 坪郷教授は、完成作品を見て「細かい所まで意味を込められて作られている」と出来栄えに感心し、これからもこの取組を続けていきたいと展望を語っていた。
2015年08月24日(月) No.3361 (未分類)

No. PASS