恒例の『金鮎祭』斎行


左・若鮎十二尾が奉納される 右・歴史館には「金鮎」を見ようとたくさんの人が集まった

 防府天満宮(鈴木宏明宮司)で15日、毎年恒例の「金鮎祭」が行われ、佐波川で6月1日に鮎漁が解禁されるのを前に、佐波川漁協組合(清水玉夫組合長)から若鮎12尾が奉納された。
 今年は御神忌(菅原道真公が亡くなって)1111年にあたる。また、5年に1度の「黄金の鮎」12尾の特別公開も行われた。
 同祭は菅原道真公が防府に立ち寄った際、「自分が死んだら魂となって帰ってくる」と話し、その証に、家宝である「黄金の鮎」12尾を周防国分寺において国司土師信貞へ遣わされたことに由来する神事。この故事に縁の深い周防国分寺から、福山秀道住職も祭典に加わり、神仏合同奉仕で執り行われた。
 「金鮎」は火災の折に散逸し、明治以降は老松の幹で奉製して神前に奉り、昭和20年以降は佐波川の鮎が奉納されるようになり、漁の安全と豊漁を祈願する季節の風物詩となっている(なお、「金鮎」は平成6年までに12尾が復元奉納されている)。
 神事は天満宮や佐波川漁協などの関係者約80人が参列。同漁協が試し釣りで特別に捕獲した体長15から17僂曚匹亮祕12尾が、唐櫃と呼ばれる木箱に入れて本殿に運び込まれ、福山住職から鈴木宮司に手渡されたあと神前に供えられた。
 鈴木宮司による祝詞の奏上に続き、福山住職らによって読経が唱えられた後、4人の巫女による「天神鈴の舞」が奉納され、鈴木宮司と福山住職に続いて参列者の代表が玉串を捧げた。
 佐波川漁協の吉井正一監事は「今年は試し釣りの釣果も豊漁で、例年になく期待できるのでは」と話していた。
 神事の後、境内にある歴史館で「黄金の鮎」12尾が、1日限定で特別公開された。
 平成15年から5年に1度、関係者のみに公開していたが、今年は一般にも公開されるとあって、たくさんの見学者が来場し列を作っていた。 
2013年05月16日(木) No.2737 (未分類)

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