浜子うたを唄い踊る


左・伝習会が力強く唄った 右・素朴な歌詞、力強い歌、繊細な尺八、キレのある踊り

浜子うたを唄い踊る
 三田尻塩田で生まれた民謡「浜子うた」の保存と伝承に努めている浜子うた保存会(古谷昇会長)が17日、文化福祉会館で唄い踊り初め会を開催した。会員らは素朴な歌詞と力強いリズムで唄を歌い、そして尺八の音色に合わせて伝統的な踊りを披露した。
 浜子うたは、三田尻塩田で働く労働者「浜子」が唄った労働歌。金子という作業道具の引く動作を効率的にするため、その動きに和して唄われ、歌詞は素朴で即興的なものだった。昭和42年に防府市無形文化財に指定。昭和63年には市無形民俗文化財として「民謡浜子うた」に指定変更されている。
 保存会の伝承者は現在4人で、唄は古谷会長と橋本武男さん、伴奏の尺八が永田管堂さん、舞踊が花柳鶴千榮さん。この日は舞踊に花柳八千明さんも参加し、5人による浜子うたが披露された。また、後継者育成のため「浜子うた伝習会」が昭和50年に発足し、同日にも会の最初に伝習会メンバーが大きな声で浜子うたを唄った。
 この日は古谷会長が挨拶で、中関小学校の児童らに浜子うたを出前授業で披露したことを紹介。児童からたくさんの感想があり、感動してもらえたことが嬉しい、と古谷会長は笑顔で語っていた。
 なお、同会では浜子うたを永久に残すために保存と伝承、地域民俗芸能の振興に努めていくため、会員を募集している。普通会員が1口(1年)500円、賛助会員が1口(1年)1000円、法人会員が1口(1年)5000円。問合せは浜子うた保存会(電話25―2237、FAX23―4300)まで。
2013年01月21日(月) No.2645 (未分類)

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