牟礼坂本の東大寺別院・阿弥陀寺で第22回アジサイまつり


花供養

 牟礼坂本の東大寺別院・阿弥陀寺(林寛孝住職)で17日、恒例のアジサイまつりが開催された。
 このまつりは平成2年、防府商工会議所青年部が仕掛けた「あじさいスケッチ大会」をきっかけに平成3年から続き今年で22回目となる。同青年部は昭和60年代からあじさいの植栽を手掛けてきた。現在は地元あじさい保存会に引き継がれ80種4千株とも言われる近郊一のあじさい寺となっている。
 前日の雨がすっかりと上がり、アジサイの花が一段と輝きを増す中、花供養をはじめ、仕舞や献花、コーラス、春日鬼太鼓の演奏、地元農産物販売、アジサイうどん販売、甘茶接待などのイベントが行われ、終日あじさい見物客で賑わいを見せていた。17日の参拝者は約3160人。
 10時から本堂で行われた花供養アジサイ会(佐戸レイ子代表)主催の花供養は今回で20回目。日々あわただしい生活の中で私たちは花に心を託し想いを伝えることによって慰められ、癒されている。その花の命に感謝を込めて供養が行われた。
 今年は観世流の長宗敦子さんが仕舞「邯鄲」を披露した。続いて琴の調べが流れる中、山口短期大学の学生達や渡辺恵津子さん・市川恵美子さんによる仏前でのあじさいの花生け、そして献花に続き、華道関係者、地元の牟礼幼・保育園児、協力団体などの奉仕者が献花を行った。その後読経、参列者の焼香があり、来賓代表として高村正彦代議士夫人の治子さんと山口県ニ井関成知事夫人の和代さんが挨拶した。
 11時からは花行列、花供養塔での献花式が行われた。花供養と同様に関係者による献花、さらに一般参列者も献花を行った。来賓代表で松浦正人市長が挨拶した。またFコールによる花供養の唄が歌われた。
 佐戸レイ子会長は供養塔前のあいさつで「花のこころと人のいのち、人の想いは花を通して伝わります。花供養を日本の伝統文化として引き継いでいけたらと思っています」と述べた。
 この度の奉仕に参加した、韓国から留学している山口短大生らは今回初めて着物を着たといい、日本の文化を考える珍しい経験になったと話した。「色がきれいで嬉しかった」「姿勢がきれいになる」と感想の言葉が聞かれ、また着てみたいかとの問いには嬉しそうに「着てみたい」と答えていた。
2012年06月19日(火) No.2472 (未分類)

No. PASS