防府市文化財郷土資料館で企画展


中央に納める物資などを集めた倉庫跡復元模型も登場

 防府市文化財郷土資料館で防府市制75周年・周防国府跡発掘調査50周年記念企画展「『周防国府』をめぐる人々〜天平の記録からよみがえる国府とみやこ〜」が開催されている。会期は来年2月26日(日)まで。正倉院所蔵の天平年間の役所出納簿「周防国正税帳」の複製や周防国府跡出土の木簡・墨書土器などの文字資料などを読み解き、地方―みやこ―アジア情勢のただ中にあった周防国府の実情、そして奈良時代を生きた人々の表情に迫る展示で、最近はまち歩きイベントなどもあって関東など遠くからの来場者も多いという。
 今回複製が展示されている「周防国正税帳」には天平年間に周防国から中央へ送られた物資が記されていて、当時の状況を示す貴重な資料となっている。これに記された物資の単位を実感するため、1単位となっている稲1束や単位換算表が示されたり、周防国衙跡で発掘された物資の倉庫群と思われる現場写真や復元模型など様々な角度から地方と中央の関係を見ることができる。中央―地方の官庁機構や役職、位とその人数を視覚的に示した図や、清少納言の父、清原元輔に至るまでの歴代周防国司名簿なども圧巻である。
 周防国府からは貴重な文字資料も多く出土しているということで、展示期間中はいつでも資料館2階フロアで奈良時代の筆「紙巻筆」による奈良時代の税金帳簿や税の荷札記入の追体験ができる。12月23日(祝・金)から1月9日(祝・月)までは大人用男女、子ども用男女をそれぞれ用意した奈良時代衣装体験も用意されている。体験イベントは無料。
 同館の観覧料は大人100円、小中学生50円。開館時間は9時半から17時まで。休館日は月曜日(祝日の場合はその翌日)と12月29日から1月3日までの期間。問合せは同館(25―2237)まで。
2011年12月02日(金) No.2314 (未分類)

No. PASS