第25回国民文化祭おかやま俳句短歌部門


蔵重さん(左)、中村さん(中央)と中谷滋教頭

 第25回国民文化祭おかやまの俳句部門小中高の部で防府商業高校国際経済科3年3組の中村優希さんが津山市議会議長賞を、短歌部門小中高の部で同校情報処理科3年4組の蔵重さおりさんが特選を受賞した。生徒の表現力と歓声を向上させるため、同校の国語の授業で作品づくりに取り組みその作品を応募したことから、短歌部門では11319首の応募のなかから入選以上の入賞者が10人出ることとなった。
 中村さんの作品は「母の背で蓮花を編んだ帰り道」。子どもの頃よく家族で家の回りを散歩していてレンゲを摘んでいた思い出の情景を切り取った。この作品が8917人の応募があったなかで、山口県では唯一上位17人に入った。
 蔵重さんの作品は「ただ一人プラットホームにつっ立って時間を埋める駅は広くて」。電車通学でよくJR防府駅を利用する蔵重さんがあるとき感じたその場の寂寥感を歌に詠んだ。指導した久原弘教諭は「受賞した生徒にとっては本人の励みとともに大きな自信につながったと思います」と話している。
 同校での秀逸、入選次の通り(敬称略)。
【秀逸】「日焼け顔ズラリと並ぶ甲子園勝っても泣いて負けても泣いて」1年・柳田光一。
【入選】「この道を右に曲がってあと少し家はこんなに遠かったかな」3年・原田さや▽「中庭にいつもはあったタンポポが見当たらないとと少しさみしい」3年・小川雄也▽見えてきた白いテープが見えてきたそれを切るのはこの僕だけだ」1年・勝井健太郎▽「母親に試験結果を報告中笑みが消え去りツノが出てくる」1年・山根光二▽「夕焼けに染まった空を見上げると悩みが全部すいこまれてく」1年・加藤史織▽「ただいまと言っても返事はないけれどしっぽを振って待っている犬」3年・波田栞▽「消しゴムの残りは私の青春の時間を示しているのかな」3年・山崎恵美▽「宿題は三日前には出てるのに手をつけてない提出日前夜」1年・松岡諭美。
2010年11月24日(水) No.1798 (未分類)

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