第6回二輪のサクラ祭開催


【左】大村能章顕彰歌碑に献酒する桑原会長【右】能章歌舞団によるステージ(4日)

 ふるさとが生んだ作曲家、大村能章(明治26年〜昭和37年)の作品に因んだ『二輪のサクラ祭』が4日、顕彰歌碑のある多々良の佐波神社(鈴木宏明宮司)で行われた。記念植樹や歌と踊りのステージなどの他、今年は防府市のご当地アニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』に同神社が登場する場面を再現して、正面石段での「じゃんけん大会」も行われた。
 同祭は同神社の第104回春季例大祭の奉賛行事として行われ、今年で第6回目。大村能章顕彰会が主催、地元の多々良自治会が共催、同神社が協賛、防府観光協会と防府文化協会が後援して続けられている。
 同祭でははじめに記念サクラ奉納神事が同神社神殿であり、続いて神社前の道路(旧山陽道)下で記念植樹が行われた。植樹は大村能章作品に因んで行われている同祭を記念したもので、同地をサクラの里にしようと毎年実施されている。
 この後、開会行事として大村能章顕彰歌碑前で献酒・献花・献歌式が行われ、主催者を代表して顕彰会の桑原一朗会長が「大村能章先生の歌を顕彰し、活用してまちを明るく元気にしようという催しが、皆さんの協力で年々盛んになりありがたい」とあいさつし、大村家から市に寄贈され顕彰会が整理に取り組んできた遺品約8300点をまとめた資料集『大村能章記念館』が完成したことも「うれしい知らせ」として披露された。
 記念植樹や開会行事には松浦市長も参加し、関係者らの尽力へ感謝の言葉を述べた。
 今年はじめて行われた「じゃんけん大会」は、防府市出身の芥川賞作家・蘯のぶ子さんの自伝的小説を原作にしたアニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』の中で、主人公の新子と親友の貴伊子が佐波神社の石段でジャンケンをして勝った方が登っていく遊びをしており、それを再現したもの。子どもだけでなく、大人も子どもの頃を懐かしんで楽しんでいた。
 歌と踊りのステージは第1部が能章歌舞団公演で「二輪のサクラ音頭」「防府囃子」など、第2部は能章ハモニカバンドや山頭火賛歌隊、多々良白寿会、HCBカウントエースによる歌や演奏と踊りが披露された。
 この他、安全散策レース大会(ウォーキング)や能章賞争奪腕相撲大会(山口県アームレスリング協会主管)、大村能章展やさくら茶・菓子コーナーなどもあった。
 大村能章は現在の防府市多々良の生まれ。昭和元年に志を立てて状況、本格的な作曲活動をはじめ、「旅笠道中」「野崎小唄」「明治一代女」「麦と兵隊」「同期の桜」などの数多くの名曲を生み、日本調歌謡曲の大ヒットメーカーとなった。
2010年04月05日(月) No.1474 (未分類)

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