マイマイ新子のExプロデューサー丸田社長が母校で講演


原画の模写に取り組む児童

 昭和30年の防府が舞台のアニメ映画「マイマイ新子と千年の魔法」全国上映を前に、制作会社「マッドハウス」代表取締役社長で本作エグゼクティブ・プロデューサーの丸田順悟さんが7日、母校である柳井市立新庄小学校(山方純校長・児童数245人)を訪問し講演とワークショップを行った。
 丸田さんは1963年柳井市生まれ。1986年に東北新社に入社し、ピー・オー・ヴイアソシエイツ、サミーを経て、2004年にマッドハウス代表取締役社長に就任。筒井康隆原作「パプリカ」などのプロデューサーも務めた。
 「マイマイ新子と千年の魔法」の企画は丸田さんが故郷山口県を舞台にしたアニメを作りたいと原作を探していた時、蘯のぶ子さんの『マイマイ新子』(マガジンハウス刊・2004年9月)と出会ったことに始まる。新聞の書評でこの作品を知り、一読して感動した丸田さんはさっそく出版社や蘯さんとアニメ化権の交渉を行い、実現にまでこぎ着けた。
 全校生徒対象の講演で丸田さんは今の仕事に携わるきっかけとして「小さい頃から絵やアニメが好きだった」ことを話し、「マイマイ新子と千年の魔法」や新作「よなよなペンギン」についても紹介。「世界中の人に日本のアニメを提供することで夢を与えていきたい」と締めくくった。
 続いて、丸田さんは6年1組(30人)でワークショップ形式の授業を行った。「パラパラマンガ」でアニメーションの原理を説明したり、企画、構成案、脚本・キャラクターデザイン、絵コンテ、背景・作画、撮影・色付、編集、音楽といった一連の制作過程を解説した後、原画のコピーを配って全員で模写に取り組んだ。
 30分後、丸田さんは全員のできあがった絵を見て、「うまいね」などと講評。アニメーターを目指しているという女の子から受けた「撮影はどうやるのですか」という質問にも丁寧に答えていた。最後に「皆さんが就職する10年後には(自分は)60近くになっているけど、もし一緒に仕事ができたらうれしいです」とみなを激励していた。
 「うまい」と褒められた女の子は「1枚描くだけでも難しかったし、これを何千枚も描くプロの人はすごいと思いました。私もなりたい仕事に向かってがんばりたいです」と話し、「マイマイ新子と千年の魔法」についても「絶対観に行きます」と作品に期待していた。
2009年09月09日(水) No.1206 (未分類)

No. PASS