吉田松陰一日一語


 昨年12月に出版された吉田松陰の言葉を、元旦から、12月31日までの三六五日、珠玉の名言で綴った「吉田松陰一日一語」(致知出版社刊行1200円)が、東京や大阪の大書店でベストセラーの仲間入りをしている。
 松陰の基底をなすものは、孟子にある「五倫」、人として守るべき5つの道で、具体的には、父子の親(父と子の親愛)、君臣の義(君と臣の間の礼儀、夫婦の別(夫婦の間の区別)、長幼の序(長幼の間の順序)、朋友の信(親友の間の信義)。
 編者の川口雅昭氏は、山口県出身、広大大学院終了、宇部高校教諭、県史編纂室勤務などを経て、現在、人間環境大学教授、松陰研究30年、著書に吉田松陰名言録・人間を磨く百三十の名言」などがある。
 同氏は、戦後60余年、日本人はひたすら平和な「豊饒なる世界」、「自由、平等なる世界」を目指し、それを享受してきたが、今それがおかしいと感じ始めている、それは人間として大切な価値観、倫理観の喪失であり、松陰の数々の名言が、一人でも多くの日本人の心の灯をともし、健全な日本が再生して欲しいと、同著を発刊した。
 ちなみに3月20日の言葉は「君子の論ずる所は心なり」(俗人が見るのは形である。心ある立派な人が見るのは心である)。市内各書店で販売中。
2007年03月22日(木) No.159 ()

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