ギャラリー舞衣で浅原裕子さん人形展


 空想から生まれた「いたずら妖精ゴブリン」など独自のファンタジーを人形創作で表現している市内高井在住の造形作家、浅原裕子さんの人形展が25日(日)まで多々良・毛利邸内のギャラリー舞衣で開催されている。ゴブリン人形やオリジナルビスクドールなど約60点が展示され、広島からも熱心なファンが駆けつけたという。開場時間は10時から16時半まで。
 奇妙ながらもかわいい、独特の存在感を持つゴブリン人形は木と石粉粘土をブレンドして作り、特徴的な目にはガラスが埋め込まれている。球体関節なので、手足を動かすこともできる。1体1体
性格づけがされていて、今まで作った人形のプロフィールはホームページ(http://www.c-able.
ne.jp/~goblin/)でも紹介されている。
 「おっとり系」「やんちゃ系」「地中生活系」など様々なゴブリンがいて、例えばおっとり系のゴブリンには発泡バインダーを使ってもこもこした感じを出したり、やんちゃ系のゴブリンは金属塗料でメタリックな仕上げをしたり、それにさらに酸化剤をかけてサビのような効果をつけたりしている。墨流しのような技法を用いてカラフルなマーブル模様をゴブリンに施すことも。
 「ちょっと汚れたようなものが好き」という浅原さんは人形に添える小物として流木で小さなベンチを作るほか、そのとき拾ってきた鉄くずを地中生活系ゴブリンの体に取り入れたりもしている。
 また、ゴブリン達を産んだ、大きな「土偶ゴブリン」も会場の奥に鎮座している。
 オリジナルビスクドールは石粉粘土で本体を作り、石膏で型を取り、磁器土を鋳込んだものを電気窯で3回の焼成を行い、仕上げる。筋肉のつき方なども工夫して型を作るが、手の指など細かい部分も多く、焼き上げや磨きの工程でひびが入り、同じものを3セット作ってもだめになってしまうこともあるという。創作人形教室の生徒が人形のための和服を作ってくれ、今回の展示では和装のドールも多かった。
 会場には幻想的なアクリル画やゴブリン人形の写真も展示されている。

ゴブリン人形と浅原さん
2007年03月22日(木) No.158 ()

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